西部ハイタク青年会様の定例会にて、「SEO対策・MEO対策」をテーマとした講演をさせていただきました。今回は約90分の講演となり、多くのハイタクシー会社の皆様にご参加いただきました。

タクシー業界におけるMEO対策
タクシー業界では、これまで電話配車が中心でしたが、現在はスマートフォンの普及により「地域名+タクシー」や「近くのタクシー」といった検索から利用されるケースが増えています。
実際にGoogleの調査でも、「近くのお店」「近くのサービス」を検索するユーザーは年々増加しており、Googleマップ上でどのように表示されるかが集客に大きく影響する時代になっています。
講演では、こうした検索行動の変化を踏まえながら、下記内容について実際の検索画面や事例を交えながら解説しました。
・SEO対策とMEO対策の違い
・Googleマップの順位が決まる仕組み
・タクシー会社が行うべき具体的な対策
特に、印象的だったのは、「口コミ」と「Googleマップの情報」が利用者の意思決定に大きく影響しているという点です。
現在では、多くのユーザーがサービスを選ぶ際に口コミを参考にしており、評価や返信の有無が会社の信頼度にも大きく関係してきます。
講演後の質疑応答では、各社の状況に応じた具体的な質問も多くいただき、その後は個々の会社様と個別に相談しながら、実際の対策についてお話しさせていただく機会にもなりました。
タクシー業界においても、Googleマップや口コミを活用した集客は今後ますます重要になっていくと感じています。
電話配車だけでなく、「検索されて選ばれる会社」になることが、新しい集客の鍵になるのではないでしょうか。
MEO対策を「続ける」ためのAIの使いどころ
MEO対策の話をすると、必ず出てくるのが「やったほうがいいのは分かるが、続かない」という問題です。
口コミへの返信、店舗情報の更新、写真の追加。どれも一つひとつは数分で終わる作業です。ところがこれらは日常業務の合間にやることになるため、配車が立て込めば後回しになり、気づけば数ヶ月放置されている。現場を回っていると、この状態の会社が非常に多いというのが実感です。
効果があると分かっているのに続かない。原因は意識ではなく、単純に手を動かす時間がないことにあります。だとすれば、手を動かす部分を減らすしかありません。ここがAIの出番です。
口コミ返信は「下書きまで」をAIに任せる
口コミへの返信は、内容そのものより返信するまでの腰の重さがハードルになります。特に低評価の口コミは、どう書けばいいか悩んでいるうちに一週間が過ぎる、ということが起こります。
ここでAIに任せるのは「下書きまで」です。口コミの内容を読み取り、自社の状況に合わせた返信文の案を出させる。担当者はそれを読んで、事実と違う部分を直し、自社の言葉に整えてから投稿する。ゼロから書くのと、案を直すのとでは、かかる時間も心理的な負担もまったく違います。
ただし、AIが書いた文面をそのまま投稿するのは避けるべきです。返信が定型的になると、読む側にはすぐ伝わります。信頼を得るための施策で逆に信頼を失っては本末転倒です。最後は必ず人が目を通す運用にしてください。
電話問い合わせの一次対応を減らす
もう一つ、講演後の個別相談でも話題になったのが電話対応です。
配車以外の問い合わせ、たとえば料金の目安、対応エリア、車両の種類、忘れ物の確認といった内容は、聞かれることがある程度決まっています。こうした定型的な質問は、Googleビジネスプロフィールの情報を整えることと、サイト側で答えを用意しておくことの両方で減らせます。
MEO対策とAI活用は、別々の施策のように見えて、実際には「電話を取る前に答えが届いている状態を作る」という同じゴールを向いています。検索で見つけてもらう、というのが入口の話だとすれば、見つけたあとに疑問が解けている状態を作るのが次の話です。
最初から全部やろうとしない
AI活用でよくある失敗は、一気に仕組み化しようとして誰も使わないまま終わることです。
始めるなら、まず口コミ返信の下書きだけで十分です。毎日発生する作業ではないので負担が小さく、効果も口コミ返信率という形で見えます。そこで手応えを感じてから、次の業務に広げていく。この順番が結局いちばん定着します。
弊社では、こうした「毎日発生するのに後回しになる業務」をAIで軽くする支援を行っています。何から手をつければいいか分からないという段階でも構いませんので、気になる方は下記もご覧ください。
今後の講演会について
今回の講演は、私自身にとっても非常に有意義な時間となりました。
このようなテーマは、タクシー業界だけでなく、地域ビジネスや観光業、飲食業など多くの業種にも共通する内容です。
今後も、SEO対策・MEO対策をテーマとした講演や勉強会などを通じて、企業や団体の皆様のお役に立てる機会があれば嬉しく思います。
